塾の種類 その2

#どのような塾を選ぶ?

経営方針別で選ぶ

まず経営方針別分類で考えると、成績をしっかり上げたいならば、迷わず貢献主義の塾でしょう。建物や
看板がぼろくても、教室が狭くて薄暗くても、机やイスや黒板が古びていても、勉強するのに支障が出ない
範囲内であれば、そんなことはまったく気にする必要はありません。逆に、明るく広々とした快適な環境で
勉強したいとか、豪華な教室でお金持ちになった気分を味わいたいとか、みんなが知っている塾に通うこと
で安心感を得たいとか、塾選びで苦労せず楽ちんに通う塾を決めたいとか、このようなことを成績を上げる
ことよりも優先するならば、儲け主義の塾が向いているでしょう。

学力別で選ぶ

学力別分類では、当然のことながら、自分の学力に合った塾がベストでしょう。たとえば、通知表の成績が
2〜3の生徒が進学塾に通っても、授業が理解できないので時間とお金が無駄になるだけです。このような
場合、良心的な塾は、自塾の売上よりもその生徒の学力向上を大切に考えるので、『君の学力ではうちの
授業についていけないから、他の塾に行った方がいい』とアドバイスしてくれます。しかし、儲け主義の塾は
絶対にそんなことは言いません。『ついていくのに少々苦労しているようですが、がんばればいずれ成績が
上がり始めることでしょう』などと言って、いつまでも退塾しないように引き留めます。学力が上がらないまま
受験することになってしまうので、この作戦に引っかかってしまった生徒は、実に気の毒です。

指導方式別分類/1クラス人数別分類で選ぶ

指導方式別分類と1クラス人数別分類では、日ごろの勉強ぶりと性格によって、適している塾が異なります。

まずはじめに、自分で積極的に勉強を進められて、外向的で競争になると燃えるタイプの生徒は、大人数
の一斉指導が向いています。

きめ細かい指導を求めるなら、大人数一斉指導よりも授業料が高くなりますが、少人数の一斉指導クラス
や個別指導という手もあります。ただし、このような生徒は成績が中位以上なので、個別指導の場合は講師
の質にも注意する必要があります。また、家庭教師もお値段が少々高いですが、ひとりひとりに合った指導を
徹底してくれます。「東京の○○大学」など具体的な志望校が決まっているのであれば、それにあわせた
受験対策も可能です。

個人指導は、質の高い講師でないと効果が出ませんが、その場合は授業料がかなり高額になるので、成
績中位以上の生徒の場合は現実的ではありません。

次に、自分で積極的に勉強を進められず、内向的で競争になると萎縮してしまうタイプの生徒は、個別指導
か少人数の一斉指導が向いています。大人数の一斉指導では成績が上がりません。経済的な余裕がある
なら、個人指導という手もあります。3番目に、両者の中間的な生徒は、少人数の一斉指導か個別指導が
最適です。雰囲気によっては、大人数の一斉指導についていけることもあります。

個別指導塾のメリット・デメリット

塾の指導方式別分類で見ると、個別指導の塾が急成長を続けています。生徒一人ひとりに対して、最も適
したカリキュラムで、家庭教師に近い形で個別に指導するという、指導のきめ細かさが最大の特長です。

個別指導のメリットとしては、授業のレベルが必ず合う、いろいろと面倒見が良い、集中して勉強できる(先
生が近すぎて生徒がさぼれない)、講義形式ではなく演習形式なので成績アップに直結しやすい、などが
あります。

逆にそのデメリットは、授業料が高いことでしょう。普通の大学生が指導している個別指導でも、ベテランの
プロ講師が指導している大人数一斉指導よりも、時間当たり授業料が高くなります。また、個別指導の場合
は、講師の質が玉石混淆である点にも注意が必要です。ほとんどの個別指導チェーン塾では、講師は普通
の大学生のバイトで、ろくに研修を受けていないので、高度な指導力は期待できません。そのため、このよう
な塾では、成績低位の生徒は指導できる(成績を上げられる)が、成績中上位の生徒は教えきれない(成績
を上げられない)ということが多いです。成績が中上位の生徒の場合は、指導力のある個別指導塾を選び
出す必要があるでしょう。

個別指導/個人指導塾の1クラス人数別分類

1クラスの人数により、授業の雰囲気は大きく異なります。

1クラス1名の個人指導は、無駄がなく中身の濃い充実した授業となります。しかし、休む間がなく緊張が続
き、また講師と1対1という心理的プレッシャーもあって、ぐったりと疲れてしまう生徒もいます。家庭教師も
同様ですね。

1クラス2名の個別指導は、適度な緊張感の中で個別性の高い授業が行われます。生徒の一人が自分で
考えている間にもう一人の面倒を見る、という授業なので、生徒が休む暇はほとんどありません。しかし、1
クラス1名や2名では、他の生徒と競争しながら頑張る、という心理にはなりにくいです。

1クラス3名または4名の個別指導は、個別性はやや下がりますが、生徒は心理的にリラックスでき、また
他の生徒との競争意識が持てるというメリットがあります。負けず嫌いな子は家庭教師より塾向きです。

授業料は、1クラスの生徒数が少なければ少ないほど高くなります。なお、1クラス5名以上の個別指導は、
システムとして無理があります。よほど優秀な、聖徳太子のような講師でもない限り、1クラス5名を個別で
は教えられません。

個別指導塾の教室サイズ別分類

個別指導塾の教室サイズは、小部屋型と大部屋型があります。

1つのクラスで1つの部屋を使うのが小部屋型。講師は自分の目の届く場所に広げられた生徒のテキストや
問題集を注視しながら、「いま何を教えるべきか」を考えつつ指導します。また、たいていは黒板またはホワ
イトボードがあるので、複雑なことでも指導しやすいです。

これに対して、広い部屋にたくさんの机を置き、ミニ・パーテーションで区切っているのが大部屋型。講師は
ぐるぐる巡回しますが、全員の隅々までは目が届きにくい。また、たいていは黒板やホワイトボードがないの
で、口だけでの簡単な説明になりがちです。

授業料は、スペースの割に机をたくさん設置でき、さらに場合によっては講師の数を節約することができる大
部屋型の方が、小部屋型よりも安いです。

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Last update:2018/12/19